本当は配信で語ろうと思ったのですが、機器トラブルで今週はできなかったので急きょブログで残しておきます。
この話は今のうちに出しておかないと、きっと後で忘れます(苦笑
Facebookのリア充っぷりを前回の記事で少しだけ取り上げたのですが、その象徴として挙げられているのが「いいね!」ボタンです。
この流れに変化があると様々なメディアが報じましたが、その報じ方に「あれっ?」と思ったところがいくつかあります。
Facebook、本当に『ひどいね』(Dislike)ボタンを提供へ。ザッカーバーグが発表(engadget 日本語版)
http://japanese.engadget.com/2015/09/15/facebook-dislike/
この見出しを見ただけなら、「あぁ、Dislikeボタンができるのか…」と受け止める人が大多数と思われますが、実際はそうではありません。
Facebook社のザッカーバーグCEOのコメントが微妙なところでピックアップされたためです。
このあたりを冷静に取り上げた記事がこちらです。
Facebookは共感ボタンを作っている。”Dislike” ではない。使い方はこうだ(TechCrunch)
http://jp.techcrunch.com/2015/09/16/20150915the-sorry-button/
記事内ではコメントの全文も掲載していたので、ここでは私なりの解釈でかいつまんでみます。
まずこれが全文です。
この中で最初の記事で見出しとして挙がったのが…
赤枠内の「実際これに取り組んでいて」を最初のDislikeボタンと考えれば、なるほど確かに納得です。
でも、文章はここで終わっているわけではありません。
最初に「単なるDislikeボタンは作りたくない」とコメントし、さらに「ダウン投票するような手順は踏みたくない」とも言ってます。
いいね!がたくさん付くと似た感じでのDislikeではないということです。
そして終盤のところです。
現行のいいね!だけでない「投稿に対する感情を表し、シェアする方法」を提供する意向をコメントしたんです。
投稿の内容によっては決して「いいね!」というニュアンスでは適さない場合があることはたびたび感じているのでDislikeボタンについては全面的に反対するわけではありません。
しかし、今回の報道ならびに報道を見ての反応で真っ先に思ったのは、
「Dislikeボタンを作ったら高確率で荒れるな…」
という印象です。
ザッカーバーグCEOのコメントにもある、「大切な瞬間のシェアに対するダウン投票」
これが横行するのがとても心配です。
報道する側も、ここまで内容を歪曲してしまうのはいかがなものでしょうか…
これまでも何度か事実と異なる報道を目にしてきましたが、やはり第三者が事実を正確に伝える難しさというのを痛感する今回の記事でした。
とはいえ、この解釈もあくまで私個人の印象であり意見なので、実際にこれからどのような形で仕組みが提供されるか、Facebook側の出方を見守ることにしましょう。